金井理事長ブログ

kanaiの投稿

高校生にエールを!

2016年10月28日 

こんにちは。なかなか更新する時間が作れませんが、理事長ブログへの投稿もぼちぼちとしていければと思っています。

今回は、私が医師としてではなく個人として取り組んでいる「さんせん奨学会」を紹介します。

本日10月28日(金)17:30より金井病院会議室において、「さんせん奨学会」前期報告会ならびに後期授与式を行いました。当会は、勉学意欲旺盛な淀地域出身の高校生に在学3年間にわたり奨学金を支給し就学を援助する団体で、私が共同代表を務めています。これまでに計11学年・26名の奨学生が卒業し、現役の奨学生は8名(高3:4名、髙2:1名、髙1:3名)おられます。奨学生には、地域のデイサービスセンターや特別養護老人ホーム、児童館などの福祉施設での話し相手や、施設内のレクリエーションの参加手伝い、また、町のごみ拾い活動など、主にボランティアや福祉活動に取り組んでもらっています。今日は奨学生全員が一堂に会し、在籍する洛水高等学校の校長先生、各自の出身中学校の校長先生、さらには当会賛助金をご支援くださっている住民有志(賛同者)の方々もお招きして、前期(上半期)に各自が参加したボランティア活動の報告会をしました。

「商店街で道案内をしました」
「デイサービスで昼食の手伝いをしました」
「老人ホームで利用者さんの卓球のお相手をしました」
「児童館で赤ちゃんとふれあい、育児中のお母さんから妊娠・出産の苦労話を聞きました」
「公園の早朝清掃活動に参加しました」
「夏まつりで焼きそば作りの手伝いをしました」

高校生たちはこの半年間、思い思いに地域貢献をしてくれていました。嬉しかったです。一つ一つの活動が活きた体験として彼ら自身を磨いてくれていることでしょう。「見返りを求めず、小さなことでもよいから人の役に立つことをしましょう。それが将来、大きなことにつながると思います。」と洛水高校の校長先生はお話しくださいました。0歳の赤ちゃんから100歳のお年寄りまで、地域には様々な方がお互いに支え合いながら暮らしています。ボランティア活動での様々な経験を通して、いろいろな支え合いの輪に自発的に参加していくことのできる社会人に彼らが成長してくれたらと期待しています。

fullsizeoutput_9c84淀地域の青年たちがそれぞれの思い描く夢に向かって邁進できるよう応援していくことが、ゆくゆくはこの地域の発展につながるものと信じて、これからもこの奨学金制度を維持・発展させていきたい。そんな思いを胸に、今日は後期の奨学金を授与させていただきました。後期(下半期)のボランティア活動も頑張ってもらいたいと思います。

さんせん奨学会についての詳細はこちらです。
(ご賛同いただける方(ご寄付いただける個人または企業様)も募集中です!)

「この町の病院」として“ 地域住民に安心と生きがいを ”

2016年3月29日 

京都の南の玄関口、淀地域。かつては淀城の城下町、淀川水運を担う港町として栄え、現在は京都競馬場で賑わう「この町」に金井病院はあります。 「この町の病院」として三十余年、地域に支えられ、地域とともに歩んできました。

故・金井武雄前理事長の理念を引き継ぎ、私が理事長に就任した2007年からは、超高齢化社会を迎える新時代のニーズに応えるべく、「在宅医療」 「救急医療」「予防医療」の3本柱を重点項目と新たに位置づけ、職員一同、鋭意取り組んでいるところです。

私どもは、入院・通院中の患者様はもちろんのこと、ご自宅や介護福祉施設で生活しておられる方々の健康にも目を配り、こちらから足を運んでお役に立ちたいと考えています。あらゆる健康相談の総合窓口として、「地域住民の皆様に、安心とともに”生きがい”を提供したい」それが当院の変わらぬ願いです。これからの金井病院にもどうぞご期待ください。

医療法人社団 淀さんせん会 金井病院
理事長 金井 伸行


金井 伸行 プロフィール

kanaipic医療法人社団 淀さんせん会 金井病院理事長、金井クリニック院長。
京都大学医学部 臨床准教授。関西家庭医療学センター 指導医。

【公職】
京都府医師会 指定学校医(京都市立大淀中学校・納所小学校 学校医)。
京都労働局 地方労災医員。京都府立洛水高等学校 学校評議員。
社会福祉法人 伏見にちりん福祉会 理事。
さんせん奨学会 代表。

【略歴】
1999年京都大学医学部卒業。飯塚病院研修医、同総合診療科、洛和会音羽病院総合診療科、同救急救命センターを経て2007年5月より現職。

【専門・得意分野】
総合診療、救急医療、在宅医療、産業医、学校医
【資格等】
日本プライマリ・ケア連合学会 認定医・指導医、日本救急医学会 救急科専門医、日本内科学会 総合内科専門医、日本医師会 認定産業医、日本医師会 健康スポーツ医、臨床研修指導医、American College of Physicians(米国内科学会)正会員。T&A 動きながら考える救急初療コース コアインストラクター。