このたび、劉和輝 副院長(整形外科部長)が、第22回日本抗加齢医学会で発表を行った「多職種連携による地域医療における健康増進の取り組み」についての論文が、2022年度のダイバーシティ貢献賞を受賞いたしました。
劉医師に受賞のコメントを聞きました。
「この度、2022年度日本抗加齢医学会の褒章制度の中で、『多職種連携による地域医療における健康増進の取り組み』を京都府立医大・高橋謙治教授にご推薦いただき、光栄にもダイバーシティ貢献賞を受賞することができました。この賞は抗加齢医学の発展のため、他職種連携、多様な人材、能力を活かし最大限発揮できる機会を提供するなど、ダイバーシティ化への貢献があった活動を表彰するものです。当院では10年以上にわたり、ロコモアドバイスドクターである私が中心となり、理学療法士・看護師・健康運動実践指導者・社会福祉士等他職種が連携した健康増進活動(健康教室、地域めぐり、水中ウォーキング等)を行ってきました。この活動を通して地域と医療機関の信頼関係が構築され、全体での運動疾患の早期発見、治療に加え、地域住民どうしが協力しあって、自主的に運動し、健康維持をする等、地域の行動変容をもたらしました。コロナ禍においてはオンラインフィットネスやセルフケアのオンデマンド配信を行い、地域住民の運動の動機づけや継続につなげています。これからも地域住民の方々に、運動器の健康の重要性を知ってもらい、疾患や外傷障害の予防・改善に向けた啓発活動を行っていきたいと思います。今後も大学・地域の医療機関・医師会・行政などの各種団体と連携し、ロコモの重要性を啓発し、健康寿命延伸につなげていきたいです。最後に本賞の受賞にあたり、活動をご指導・ご支援していただいております、高橋謙治教授、新井祐志准教授、同門会の先生方に深謝申し上げます。」


